英語は理解しないと聞こえないという理由

ところで、あなたが音をうまく処理できても、文章の意味を解析するのが苦手だとしましょう。するとどうなるか?

この何マイクロ秒の処理に狂いが生じます。つまり、瞬間的に聞きとって記憶した文章を、瞬間的に意味解析出来なければ、次の処理が間に合わなくなってしまいます。

「この文章の意味なんだっけな?」なんて考えていると、たとえそれが、わずか0.1秒であっても、次の音を聞き洩らしてしまうのです。

私たちの脳は非常に高性能なのですが、それでも限界というものがあります。それは負荷の高い処理を同時並行的に出来ないのです。

つまり、文章の意味をじっくり考えている時には、それしか処理ができないのです。だから、瞬間的に文章の意味を把握できない場合は、ほぼ確実に次の音を聞き洩らします。

ここまでは分かりやすく日本語で解説しましたが、英語でも同じです。

そして、英語の文章を理解する能力が不十分だから英語のリスニングについていけないという理由が、実はリスニングができない大きな理由の一つなのです。

私がこの事実に気が付くまでには、かなりの時間がかかりました。

英語さえ聞こえるようになれば、英語を簡単にテレビから学習できるようになるし、会話だって不自由なくこなせると考えた私は、一時期ひたすら「英語耳」のトレーニングを行いました。

もちろんそのトレーニングとは前述のラジオのものとは違う、もっとまともなトレーニングです。

その結果、確かに英単語は多く聞こえるようになったのです。

しかし、それでも、聞こえない文章というものがまだまだたくさんありました。しっかりトレーニングしたのにです。

実は、この聞こえない原因というのは、英語の理解力不足にありました。英語の文章を理解する事に、頭の容量をほとんど使っていたがために、次に来る英語の音をキャッチする事が出来なかったのです。

そこで、今度はリスニングトレーニングではなく、英語の文章を理解するための学習をひたすらやりました。

すると、特にリスニングのトレーニングを行っていないのに、以前よりもはるかに英語が聞きとりやすくなったのです。

ここまで解説してきたように、英語のリスニングを上達させるのに最も大事なことは、英語の文章の意味を理解することなのです。

「何を当たり前のことを!」と思うかもしれませんが、リスニングができない人の大半は、実は頭の中の英語処理が間にあっていないことが原因なのです。

おそらく、リスニングができない人の半分以上はここに原因があると思います。さらに言えば、ネイティブのナチュラルスピードではなく、TOEICなどのリスニングテストレベルで言えば、9割以上は英語の理解力だけで解決するでしょう。

なお、ここで言っているのは、「なんとか理解できる」レベルでも、「ちょっと考えれば理解できるレベル」でもありません。英語を「瞬間的に理解できる」レベルです。

次のページへ
前のページへ

告知エリア

当サイトが最もオススメする英語教材です。

海外ドラマや映画で英語を勉強するなら、これが一番使いやすくて安くて便利です!!
まずは2週間の無料トライアルで!

huluを使った英語学習方法の解説はコチラ

アンチ英会話スクールな管理人ですが、どうせ行くならここが一番です。
トライアルレッスンで違いを確認してみてください。