英語リスニングの落とし穴

リスニング教材を買って勉強しても、出来るようにならない人がたくさんいる。そういう人たちは当然ながら、ネット上に「○○という教材は全然使えない」のような書き込みをする。

その一方でそういう教材を使った人にも、英語が話せるようになる人がいる。そういう人たちは何が違うのか?

当然長続きしない人達は、出来るようにならない。しかし、長続きしたとしても出来るようにならない人がいる。

そういう人たちにならないためにはどうすればいいのか?英語学習における多くの人が陥る落とし穴の解説と、教材を使ってしっかり英語を身につけるための方法をここでは解説していきます。

私は今でこそ海外ドラマや洋画を英語音声だけでほぼ理解できるくらいに英語を身につけることができました。

しかし、ここに来るまでに非常に遠回りをして、苦労をしました。人一倍横着者なので、間違った学習法にもたくさん騙されてきました。

学習法を間違えたがために、4年間毎日英語を1時間以上勉強していたにもかかわらず、英語がほとんど出来るようにならなかったこともありました。

だからこそ、何をしたら英語を全く身につかないか?どのようにしたら英語学習の遠回りになるかを理解しています。

また、英語学習の経験をもとに、スペイン語を習得することにしました。英語学習では色々な学習方法をやり過ぎたので、どれが本当に効果的かを把握できていなかったから、今度は全く知らないスペイン語で試すことにしたのです。

そして、思考錯誤の末、1年程度でスペイン語を習得する事ができました。そこで、どのような学習方法が最も効果的かも把握する事ができたのです。

ここでは、それらの知識をもとに、冒頭の問題、「同じ英語教材でも英語が習得できる人と出来ない人がいるのか?」

さらには、どうすれば英語教材を使って効率的に英語を習得できるかを解説していきます。

では、まずリスニング教材を使っても英語ができるようになる人と出来るようにならない人がいるということはどういうことなのでしょうか?

英語学習において最も効率の良い方法は英会話学校でも留学でもなく、英語教材を使った自主学習です。

なぜなら、英語学習において最も大事なことは英語の文章のインプットだからです。英語スペイン語両方の学習を通じて、またいくつもの「本物の学習法」を見てきたところからも、これは確実に言えることです。

にもかかわらず、正しい英語教材を使って、インプット重視で学習していても英語ができるようにならない人がいる。

その原因というのは、英語学習のスタンスに関する違いです。

英語ができるようにならない人には以下の2つの特徴が顕著にみられます。

1.多少教材の学習をやっただけで成果があがらないから、その教材が無駄だと思ってしまう。

2.ちょっとの学習で習得したと思い込んで、どんどん難しいレベルの英語に進んでしまう。

1については、なぜいけないのかは分かってもらえると思います。

確かに、昨今英語の教材数が非常に増え、非常に優秀な英語教材がいくつか発売されています。しかしながら、例えそのような教材を用いても、一朝一夕に結果が出るものではないのです。

英語学習は成果が出るまでにそれなりの時間がかかるものなのです。これを超える方法は今現在ありません。だから、数週間で英語がペラペラになるようなことは無いし、数日間集中してやったからと言って、英語力が急上昇するなんてことはありません。

ただ、優秀な教材を使うことによって、通常やるよりも効率よく英語を習得することは可能なのです。

だから、1・2週間程度で結果が出ないと、あきらめてしまうのは非常にもったいないことなのです。

そして、ネット上を見ていると、明らかにその程度でギブアップしてしまった人の「怨みの」口コミを多々目にします。

さて、2つ目については、1つ目と違って、きちんとまともにある程度の期間やったにもかかわらず、成果が出ないパターンです。

これについては、やり方が悪いとしか言いようがありません。なぜなら、正しい教材をある程度の期間、きちんとした方法でやれば、誰でも確実に英語力が上がるからです。

逆にいえば、ある程度の期間、正しい教材で英語を学習しても成果が上がらないというのは、やり方が悪いのです。

2については、ちょっとの学習で、「自分は十分に習得した」と思いこんで、どんどん難しいレベルに行ってしまうという傾向があったのですね。

では、なぜそれがいけないのでしょうか?

こういった人々は、かつての私と同じように、受験勉強のように英語を捉えてしまっている傾向にあります。

つまり、単語を覚えて、文法を覚えて、構文を理解して、訳を理解して。ここまででもうその課については十分だと思ってしまうのです。

でも、実は英語学習にはそれでは不十分なのです。それでは、せっかくの英語教材を使いこなせていないのです。

英語教材は多くが数百語程度の文章を1つのレッスンとして編集されています。

2の人々は、1つのレッスンをこなすにあたり、最初に文章の理解にチャレンジし、単語を調べ、文法を理解し、訳してみて、正解の訳を見て、何回か読んで、リスニングCDを数回聞いて、それくらいで終了にしてしまいます。

しかし、これでは英語は出来るようにはなりません。せっかくの教材も使いこなせていないのです。

かつての私も含め、こういった人々は英語を「暗記」もしくは「理解」すれば出来るようになると思ってしまっています。

単語を暗記し、文法を暗記し、長文に出てくる文章のパターンを暗記し、いくつもの文章を訳せば、いずれは英語は出来るようになると思ってしまっています。

さらに言えば、どんどん難しい文章を訳していけば、英語は出来るようになると思っています。より難しい文章をやれば、より早く英語ができるようになると思ってしまっています。

しかし、上記のいずれも間違いだったのです。私はその事を身をもって実感したのです。

過去の私は英語をどちらかというと受験科目のように捉えていました。いくつもの問題をこなしていけば、成績は上がっていくかのように。

でも、英語の学習は、これはよく言われていることですが、どちらかというとスポーツなどの習得に近いのです。

英語はいくら単語や文法、構文等を「覚えて」も出来るようにはなりません。

英語ができるようになると、英語を日本語とほとんど同じような感覚で処理できるようになります。

英語の文章を見たり聞いたりする時、わざわざ訳すようなこともありませんし、文章を解析するようなこともしません。

一般的に英語学習中の人は、文章を理解するときに、主語や動詞を見つけたり、文型を考えたり、文法項目(不定詞、関係代名詞など)を意識したり、itなどの指示代名詞が指す内容を意識したり・・・。

しかし、英語ができるようになると、これらのことは全く意識せずに英語を理解できるようになります。まるで日本語のように。

あなたも日本語を理解する時には、いちいち文法や主語述語の位置なんかを確認したりしないですよね。そんな感じになるのです。

では、単語や文法、長文読解問題の繰り返しでそのような状態まで至ることは出来るのでしょうか?それはおそらく無理でしょう。

そのためには、先ほども解説した「スポーツのような訓練」が必要になるのです。

なぜなのか?

上記でも解説したように、英語をきちんと理解するには、日本語のように英語の文を理解する必要があります。リーディングでもリスニングでも。

では、私たちは日本語の文章をどのように理解しているかというと、意識的には文章の構造などをいちいち考えていません。

しかし、文章の構造を無視しているのではなく、無意識的に処理できるようになっているのです。

これは日本語の処理に必要な知識が全て「手続き記憶化」されているからなのです。手続き記憶とは、いわゆる「体で覚える」といわれる知識です。

例えば、スポーツなどの動作はいちいち意識的に考えなくても、無意識にスムーズに行うことができます。

さらに言えば、PCや携帯の文字入力(タイピング)なども、意識せずとも素早く打つ事ができます。

いちいち、「か」を打つのにどこのキーを叩いてなんてことは考えませんよね?これは文字入力に必要な知識が「手続き記憶化」されているからなのです。

でも、PCのタイピングや携帯の文字入力がうまく出来なかった時のことを思い出してください。

文字を入力するにも、「か」を打つにはどこをたたいて、「た」を打つにはどこのキーで、等と考えていたことでしょう。

そして、そうやって考えている間は素早くタイピングは出来なかったはずです。

英語ができない人の英語処理は、まさにタイピングを習得中のキー操作に似ています。

主語や動詞の位置を考えて、文法を意識して考えて、文章の構造を考えて。

でも、英語の処理に必要な知識が手続き記憶化されてしまえば、このようなことを意識せずに、すらすらと英語を処理できるようになります。

リーディングでもリスニングでも。

さて、ここまで読んでいただければ分かっていただけたと思いますが、英語の習得に絶対的に必要なのは、英語の処理知識の手続き記憶化です。

そして、それを身につけるには、タイピングを覚えたように。スポーツの技術を身につけるように。英語を繰り返し繰り返し学習する必要があります。

パソコンの正しいタイピングだって、タイピングソフトを使って何回も何回も繰り返し練習する必要がありましたよね?

それと同じように英語も繰り返し繰り返し練習する必要があるのです。

だから、1つのレッスンで、英語の文章を理解して、文法を理解して。何回か聞いたり読んだりして終わり。

これでは、いつまでたっても英語の処理知識は手続き記憶化しないのです。

さらに踏み込んで何度も何度も1つのレッスンを練習する必要があるのです。では、どの程度まで繰り返し練習する必要があるのでしょうか?

それには、まさにそのレッスンの文章をまるで日本語のように、素早いスピードで読んだり聞いたりして、1回で理解できるようになるまでです。

では、実際の英語教材を使った具体的な学習法を解説しながら、その点についてより詳しく解説していきましょう。

まず、英語を習得するために絶対的に必要なものは英語処理に必要な知識の手続き記憶化でした。

そして、英語学習を進めるうえでは、教材の文章を使いながら、いかに効率よく英語処理に必要な知識を手続き記憶化していくか、つまり「体で覚えていくか」を踏まえた方法を行う必要があります。

さて、では効率よく英語の知識を手続き記憶化するにはどのような方法があるのかというと、それには2つの非常に効果的な方法があります。

それは「音読」と「シャドーイング」です。

これについては、非常に多くの人が実践をして効果を上げている方法ですし、言語学習を研究している分野にSLA研究という分野があるのですが、そこでも科学的な実験を通して、効果が認められているのです。

さて、そのような優れた効果がある「音読」と「シャドーイング」ですが、どのようにやるのかというと、

音読は、テキストに書かれた文章を声に出して読む。

シャドーイングは、リスニングCDの音声を、テキストを見ずに、聞こえてきたまま声に出して繰り返す。

というシンプルなものです。

それにもかかわらず、これをやらずに学習するのに比べて、「遥に」高い効果があります。

さて、上記2つを取り入れて学習を進めていくのですが、具体的な手順は以下のようになります。

まず、そのレッスンの文章を1通り眺めて、文章の内容を理解するようにします。単語を調べ、解説を読み、訳を見て、文章の内容や構造を100%に近いレベルまで理解します。

次に、リスニングCDを用意して、テキストを見ながら音声を聞きます。ここで、英語の発音をしっかり覚えます。これをやることにより、音読をしながらリスニングのスキルも上げることができます。

正しい英語の音をしっかり覚えたら、次に音読に移ります。

リスニングCDは止めて、文章を声を出しながら読んでいきます。最初はそこまでスムーズに読めないでしょうが、無理せず、スムーズに読めるようになるまで繰り返し読みましょう。

ある程度の早さで読めるようになったら、今度は意味を思い浮かべながら読みます。

この際英語は訳さずに、英語の意味のままで文章の意味を思い浮かべつつ読みます。最初はスピードよりも意味把握に重点を置き、ゆっくり読んでください。

出来たら、徐々にスピードを上げて、読んでください。音読だから、この間もしっかり声に出して読んでくださいね。

どんどんスピードを上げて、日本語と同じレベルまで早く読みながら意味を把握できたら、ひとまず音読は終了です。

次にシャドーイングに移ります。テキストは閉じて、リスニングCDを聞いて、音声を完全にまねできるようになるまで、シャドーイングの練習をします。

ある程度出来るようになったら、次に音読同様、意味を思い浮かべながらシャドーイングをやっていきます。

完全にミスなく、なおかつ意味を思い浮かべられるようになったら、シャドーイングも終了です。

なお、その日出来ても、ある程度日をおくと、また出来なくなっています。

これは一時的に「慣れ」ただけで、完全に手続き記憶かしたわけではないからです。

そこで、また1日〜数日置いて、同じように音読やシャドーイングに挑戦してみてください。

日をおいても出来るようになったならば、その文章は完全にクリアです。そのレッスンはこの時点でようやく終了になります。

どうですか?かなりしっかりと1つのレッスンで学習することになるでしょう。

ここまでしっかりやって1レッスン分の知識を手続き記憶化できるのです。

なお、シャドーイングをしっかりと行うことにより、文章の処理能力と同時にリスニング能力もしっかりと身につけることができます。

なぜなら、シャドーイングは同時通訳の訓練に使われるくらい、「リスニング能力」の向上には効果的な学習方法だからです。

さらに、リスニングを早期に学習したい方は、本格的に教材を使った学習をする前に、発音の学習をすることをオススメします。

「日本人のための英語発音完全教本」(竹内真生子著)などは非常に良い発音テキストです。

最後に、英語の処理知識を効率よく手続き記憶するのに役立つ、非常に優れた英語教材をいくつか紹介させていただきます。

これらの教材は英語の処理に必要な知識を漏れなく効率的に学べるような優秀な教材です。以下の教材のうちいずれかで学習すれば、まず間違いなく英語の能力向上が見込めるでしょう。

<オススメ教材 その1>

スピードラーニング

非常に有名な教材なので知らない人はあまりいないかと思います。

この教材は文法や単語をわざわざ覚えなくても、教材をしっかりこなしていくだけで、英語に必要な単語や構文等をしっかりインプットできるように作られています。

本当に良く考えて作られたスクリプト(教材の中の英語文章のこと)は英語に必要な知識が抜けなく漏れなく、しかし非常に効率よく学べるように配置されています。

また、難易度コントロールも絶妙で、初心者から中級者まで広い範囲の学習者が学べるように出来ています。

この教材でしっかり音読とシャドーイングを繰り返せば、かなり短期間で目に見えた成果が出ることでしょう。

前半のスクリプトが日常生活をもとにしているのも、実践的な英会話を学びたい人には嬉しい配慮ですね。

長所短所も含めた詳しい解説はコチラ

<オススメ教材 その2>

スーパーエルマー

TOEICや大学受験のために英語を学習している人にもってこいなのがこの教材。

アメリカの文化や風習などを解説した文章をもとに教材が構成されているので、受験問題の練習にもなります。

スクリプト自体は、アメリカ政府が作成した、VOAの英語習得者のために作られたコンテンツをもとにしているので、英語習得に必要な語彙や構文がしっかり学べます。

また、なによりこの教材で素晴らしいのは、当サイトで推奨している音読やシャドーイングに非常に適した教材であることです。

教材自体、音読やシャドーイングを実践する事を前提に作られています。

また、通常の150%や200%のスピードで編集されたリスニング音源も収録されていて、これらを使ったハイパースピード理論における学習法を併せて実践すれば、非常に効率よく英語を学習できます。

詳しくは、無料でサンプルをいただけるので、ぜひ応募してみてください。体験リスニングCDが70分以上もついているうえに、TOEICの点数を上げるための効率的な学習方法が書かれた冊子もいただけます。これを無料でもらえるなんてとてもお得です。

長所短所も含めた詳しい解説はコチラ

<オススメ教材 その3>

1000時間ヒアリングマラソン

英語教材や書籍の販売で有名なアルクが1983年から販売している非常に歴史のある英語教材です。

他の教材と違うのは、この教材が既に作られたものではなく、毎月新しいものが作られているということです。

ということは、旬の映画やニュースで英語を学習できるというだけでなく、アルクの30年に渡る英語教材販売の経験と毎月のフィードバックで常に教材が改善されているということです。

毎月送られてくる教材には、映画やドラマで英語を学習する項目あり、ニュースでフォーマルな英語を学ぶ項目ありと、多彩なスクリプトで色々な場面で使われる英語を学べます。

また、こういった教材には珍しく、発音の学習項目もあり、英語の基礎力を習得したながら、同時に正しい発音も学ぶことができるという、1度に2度おいしい教材です。

シャドーングや音読を行う際には、正しい発音を学ぶことが非常に大事なのですが、この教材ではそれも併せて行うことができます。

長所短所も含めた詳しい解説はコチラ

<英語を聞き取るための教材>

YouCanSpeakα

これまで紹介してきたのは、主に英語の文章理解のための教材です。もしあなたが文章理解がしっかりできて、後は英語の音に慣れるだけだと言うなら、まず真っ先にすべきは英語の発音をしっかり聞き分けられる耳を作ることです。

英語ネイティブの会話をしっかり聞きとるには、英語の正しい発音をしっかり把握し、またネイティブ特有の発音の音変化(省エネ発音など)も把握する必要があります。

そこで、ネイティブの発音をしっかり聞きとるのに必要な発音や音変化を身につけるのにベストな教材がこちらです。

この教材では英語の発音それぞれの音をきっちり学べるだけでなく、似ている音の聞き分けや省エネ発音などの発音の音変化もじっくり学ぶことができます。

しかも、ゲーム形式で練習できるので、楽しみながら出来るうえに単にCDで学習するよりも学習効果は高いでしょう。

さらに、素晴らしいのは、発音を「聞き取る」だけでなく、自ら発音出来るようになるための仕組みもこの教材にはあるのです。

発音に関しては教材の絶対数自体が少ないですが、これは本当に自信を持ってオススメできる教材です。

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